おれの恋



この後、何故か子供の頃の話で盛り上がり

何か…昔に戻った気分になる。



学校行くのに、貴史が家にランドセル忘れて来た〜とか

窓際で、ふざけて遊んでた貴史が二階から花壇に落ちて

無傷やった〜とか…


笑える思い出には、何故か貴史が絡む(笑)



『懐かしいな〜!!!笑』


隣で、お腹を抱えて大笑いする大和に

子供の頃の面影が、少しだけ残ってて安心したんや。



「てかさ〜…」


『んー?』


いきなり静かになる大和…



「俺、お前のこと親友やと思ってるから!!」


へぇ…!?


『あ、ありがとう(笑)ってか、酔ったんかぁ?いきなりどうしたんだよ〜』


大和の肩を軽く叩くと、真顔でこっちを見て



「お前、何も言ってくれんけどな〜笑」って…




この言葉を聞いた瞬間…


体中の血の気が引いて行くのが分かった…




それと同時に、嫌な汗が出て来て…。





"バレてる"




そう思った…。






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