「えええぇぇぇ!?」

「いきなりごめんね?もう一緒に住んでるし、マナちゃんのお父様とお母様は『マナ、次第です。』って。優平さんはその言葉を婚約してもいいってとったらしくて」

お母さんは本当に申し訳なさそうに言った。

「お父さんは本当に勝手な人ですね…」

優一の目がかすかに怒っている…

「もう決まったことを変えること出来そうにないから、ドレス選んでみなさん帰りましょう!」

雰囲気がどんどんと重くなっているを感じて、話題転換をしてみた。

「そうね。」

と亜紀さんと雪音ちゃんだけが返事をくれた。





結局、服は白を基調としたドレス。短い丈じゃなくてひざ丈かな。
それに合わせたアクセサリーやパンプスなどを購入した。

「あたしがお金出すから、みんなで夕食を食べて帰りましょう!」

と2人で帰ろうとした時、お母さんに呼び止められた。

「もう遅いですし…そろそろ帰らないとお父さんや兄貴に怒られますよ?」

優一がお母さんと亜紀さんい忠告した。

「それもそうね。では、また今度にするわ。おやすみなさい、マナちゃん、優一」

「おやすみなさい。」

お母さんと亜紀さんは帰って行った。



「あたしたちも帰るね!樹の車で来てるの」

松堂と腕を組み、あたしたちに手を振って帰った。





「俺たちも帰ろうか?」

「うん!」

優一が荷物を片手で持って、そして空いてる手をあたしに差したしてきた。
なにも言わずにその手をとった。





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