キミの隣は特別席Ⅱ


最初に亀村にあいさつしないとな

マナの手を引いてパーティー会場に入った。

「うわぁ〜」

マナにとっては久しぶりのパーティーだよな

「あいさつするぞ」

「わ、わかった…」



一番人に囲まれている真ん中に亀村が立っている。

「あら?春沢くんですわ!」

亀村を囲んでいる1人の女が俺に気がついた。

「久しぶりだね?」

俺はそうあいさつした。

人と人の間から亀村が見えた。

「亀村、おめでとう。」

亀村の方に向き挨拶をする。亀村は頬を赤らめながら

「ありがとうございます。えっ…と、お隣の方は?」

紹介してなかったな

「俺の恋人の城田マナさん。」

「初めまして、城田マナです。今回はおめでとうございます。」

「あ、ありがとうございます…」

亀村は何か言いたそうだった。



「優一?マナちゃん?」

振り返ると樹と雪音が並んで立っている。

「さきについてたんだ」

と樹。

「亀村さん!おめでとう!あたしたちより先に結婚するなんて!驚きだわ!」

興奮しながら言う雪音。

「亀村さん、結婚おめでとう」

樹は落ち着いて挨拶をした。









それから、パーティーはゆっくりと幕を開いた…






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