キミの隣は特別席Ⅱ

優一side

パーティーの当日になった。

今、マナは雪音に頼んでメイクをしてもらっている。

「準備できた?」

「もうちょっと待って!もうすぐ済むから」

部屋の中から雪音が答えてくれた。

早くしろよ…ここから会場までちょっと距離あるんだから




「お待たせ!行こう!」

部屋からマナがやっと出てきた。

やっぱり、ドレスの丈短すぎる…それにしても足綺麗だよな…

「優一?早く行かないと間に合わないよ?」

「あ、あぁ…行こうか?」

「うん!」



雪音は樹に迎えに来てもらってうと行って、一緒に一階まで行くと樹の車が止まっていた。

「またあとで、会場で会おうね」

樹たちも行くんだ…同級生はほとんど呼ばれてるんだろうな…

とか思いつつ車を飛ばした。



「ついた。」

駐車場に車を止め、急いでマナが座っている助手席のドアを開けた。

「はい、手」

マナに手を差し出すと、素直に俺の手を取った。

「緊張する…」

「大丈夫。深呼吸してみろ」

マナは大きく深呼吸をした。

「よし!気合入った!」

「じゃあ行きますか?」






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