キミの隣は特別席Ⅱ


「マナ」

部屋に入るなり優一が静かに呼ばれた。

「何?」

「ちょっと寝させて…最近寝れなくてなくな…」

優一はあたしのベットに横になった。


最近、少し痩せたような…絢も心配だけど、優一も心配…


すーすーと寝息を立てている優一の顔を覗き込んだ。


これからもっと忙しくなったりするのかな?あたしがもっと優一の側にいれればいいのに…

一緒に住んであげれば…







気が付いたら、あたしも寝ていた。

「マナ!マナ!」

リン姉の声がする…

「ふぁ~?」

「起きなさい!もうすぐ生まれるって電話が入ったわよ!」

えっ!?

時計を見ると、4時過ぎ…外は真っ暗

「優一くん、もう車の所行ったよ」

置いて行かれた!?




急いで、外に出るとお父さんと優一が立ち話をしている。



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