キミの隣は特別席Ⅱ


後ろを振り向くと、久しぶりに見る顔が立っていた。


「父さん?」

「優一!!」

父さんの後ろから、母さんが出てきた。
俺は兄貴を掴んでいる手を放した。

「ちょっとまた背伸びた?元気にしてた?」

母さんが俺と兄貴に飛びついて来た。

「花香、俺の話の邪魔するなよ!」

父さんが母さんを止めに入った。

「あっ、ごめんなさい!」

母さんは謝ると父さんの横に立った。

「今から話がある。2人とも居間に来なさい。」

そう言うと、2人は出て行った。



「兄貴、父さんたちいつ帰って来たんだよ?」

居間に向かっている時、兄貴に尋ねた。

「2時間前ぐらい。韓国にいたんだって。」

そう言い終わると、大あくびをした。




居間に入ると、ソファに父さんと母さん、それから違うソファに義姉さんが座っている。




「優一、そこに座りなさい。」

父さんが指したのは向かい側のソファ。
兄貴は義姉さんの横に座った。







.