「もしもし?」 兄貴が疲れた声で出た。 「今、樹から聞いたんだけど、北杜の娘と俺の婚約話があるって」 「あぁ~それ?お前がいい返事してくれたら、進めようかなって思ってる。」 「父さんたちはどう言ってんだよ!?」 興奮して声を荒げる。 「この話持ち込んだの父さんから」 えっ!?父さんから…? 「お~い、優一、父さんも一応お前次第にしてくれてるんだから、よく考えろよ」 そう言うと、兄貴は電話を切った。 マナもこれを知ってるのか…? .