キミの隣は特別席Ⅱ


その夜、樹や雪音、マナに電話やメールをしても返事がなかった。


そんなに俺が悪いのかよ!!



イラつきながら翌日、仕事をした。


「どうした?今日やけにイラついてるな?」

トムが仕事中に話をかけてきた。

「いや何でもない」

「何でもなくないだろ?話せよ!何があったんだ?」

今日はやけにくらいついてくるな…






日が沈み始めだしたとき


「春沢!!」

部長クラスのおっさんに大声で呼ばれた。

何なんだよ?
この俺がなんで平社員とほぼ一緒の場所にいるんだ?


今にも切れてしまいそうな、雰囲気を出しながら、おっさんの席まで行った。

「何か?」

「これはなんだ?」

怒りながら、俺の前に書類を出した。

これは今日の午前中に出した…


おっさんは俺がミスをしていることで怒り、会社の信頼を失うだろうと説教を言われた。


謝ることしか出来ない自分が悔しかった…






「ちょっといいかな?」

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