キミの隣は特別席Ⅱ


「マナ…樹、雪音!」

嬉しすぎて、道端だということを忘れてマナを抱きしめてしまった。

「まって!」

マナに突き放された。

「どうしたんだよ?」

「なんで?女の人と?」

マナは困惑した感じだった。

「今のは取引会社の社長の娘だよ。ビジネスのために一緒にご飯食べただけだ。」

「あたしに…連絡なしで…楽しそうに…」

マナが泣き始めた。

「マナ…」

マナに手をのばそうとした時、雪音に邪魔をされた。



「電話かメールしてあげなよ!ずっとマナちゃん待ってたんだよ!」

雪音に怒鳴られた。

「仕事で忙しかったんだよ!」

「はい!それ言い訳!
樹、車呼んで」

すぐに車が来て、マナたち3人は車に乗って行ってしまった。









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