キミの隣は特別席Ⅱ

優一side


アメリカに来てからというもの…


マナと連絡が取れない日がつついていた

言い訳のようだけど、仕事ばっかりで…




「優一!ごはん行きましょ?」

夜になると取引会社の社長令嬢、アンナが俺の仕事を邪魔しにくる…

「アンナ…今日はまだ仕事が残ってんだ…だからパス」

ため息混じるで言うと、アンナは頬を膨らませて

「折角レストランの予約取ったのに!!」

周りの社員さんたちの視線を背中に浴びる。

さすがにきついな…

「わかりました…あと30分待ってください」

そう言って、アンナを追い出した。



「ユウはいいなぁ~」

後ろから、同じ仕事場で働いているトムが声をかけてきた。

「どこが?」

「アンナさん美人じゃん!?」

トムはアンナと付き合いたいとか言っている。

「じゃあ…ついてくるか?」

「いや、止めとく」

なら言うなよ!!









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