キミの隣は特別席Ⅱ



「あたしも…優一と居たいです。」

かすかにそう聞こえた。

「マナ、来年の春に家族になろう。」

「うん…」



最初に考えていた言葉とは違う言葉がどんどんあふれだしてくる…



「これで涙ふけよ。泣きすぎだ…」

ハンカチをマナに渡した。丁寧に涙を拭き取った。





「お腹すいただろう?ご飯食べようか?」

「うん!」

予約していたコースをマナとゆっくり話しながら食べた。
ちょっとお酒飲んだから、今日はこのホテルで泊まる。
そのこともマナに言うとまた驚いた。そして、ちょっと聞いてないと怒った。

言ってないからな…






予約している部屋はスイートルーム。

この日の夜は…今までにないぐらい

お互いを感じた…

甘い息に…

あたたかさに…





「ねぇ…優一。」

ちょっと眠そうに声をかけてきた。

「ん?」

「子ども何人欲しい?」

恥ずかしそうに聞いてくる。

「そうだなぁ…2,3人かな」

「じゃあ…男の子?女の子?」

「どっちも欲しい。」

そう答えると何も返事が返ってこなくなった。

隣からは静かに寝息が聞こえた…




幸せな家族になろうな…マナ




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