「却下ですぅ!!」

一蹴されてしまった。

「無理です、そんなの聞いたら絶対海なんか行けません!!」

小刻みに、タオルケットの頭が左右に振られる。

ちっ、ノッてこないなぁ。

「ホントは行きたいくせに」