俺は、手もとのかき氷にまんべんなくシロップがいきわたるように、スプーンでサクサク混ぜながら続けた。
「平気、平気。ミキは周りの目ぇ、気にし過ぎなんだよ」
「平気じゃないですぅ」
「俺とデートしたくない訳?」
「……デート?」
タオルケットから目だけを覗かせ俺をみる。
「平気、平気。ミキは周りの目ぇ、気にし過ぎなんだよ」
「平気じゃないですぅ」
「俺とデートしたくない訳?」
「……デート?」
タオルケットから目だけを覗かせ俺をみる。
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