どれくらい自分の中に閉じこもっていたのか。
外界を完全にシャットアウトするように
呼吸さえ止まっていた。
段々と落ち着きを取り戻せてきた。
もう、通り過ぎたかな…?
徐々に周りの音も聞こえるようになってきて、
私の背中遥か向こうで楽しげな男子の笑い声が聞こえた。
もう大丈夫だよね…。
彼が通り過ぎたことに安心してホッと肩の力が抜けた。
少し、声をかけてもらえるんじゃないかって…期待していたところもあったけど…
どんな顔して会えばいいのかわからなくて・・・結局これでよかったんだと思うことにした。
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