食器を洗っていたとき、 ピンポーンと 玄関から呼び出しの音がした。 こんな朝早くに誰だろう…。 広人は今お風呂に入っているため気づかないらしい。 どうしよ…かな。 そう悩んでいると、せかすように再び呼び鈴がなった。 まぁ、私でもいっか。 宅急便か何かだろうと、いちようハンコを持って玄関へと向かう。 はいはーい。 今でますよー。 3回目の呼び鈴に、心の中で答えながら ドアに手をかけた。 「・・…あなた、誰?」 ・・・ いやいや、こっちのセリフですがな。