涼も同じように不安で、
このたった2歳という壁に悩んでいたんだと思うと
おもわず嬉しくて顔がにやけてしまう。
「りょう…涼だけが好きだよ。」
「な、なに急に!」
まだ照れの残っている涼に、ぱっと目を反らされた。
照れてる照れてる!
かわいい涼が見れてにまにまとその姿を見ていた。
「馬鹿にしてるでしょ。」
「そんなことないよ~」
ただ、涼がかわいいだけだもん。
照れた赤い頬をしながら不満そうな目つきをしている涼がふいに
「こーしてやる。」
そう言ってちゅっと軽くキスを送ってくる。
「ほら、由良ちゃん真っ赤。」
涼は
してやったりといった顔で私を見つめてくる。
そんなの…
赤くならないわけがないじゃん。

