「ねぇ、もしかして一人?」
突然知らない声に話し掛けられた。
びっくりして顔をあげるとさっきそこをワイワイと歩いていた男の子達で遠くでは女の子達がこっちを見ている。
「あたし待ち合わせしてるから。」
「でももう花火始まるよ?さっきからずっとここにいたでしょ。ねぇ、よかったら俺達とあそばない?」
なんか嫌だな…
そう思ってそうそうに話を切り上げようと思っていたのに。
「そうだよ。待ち合わせとか言ってもう時間過ぎちゃってんでしょ?」
し、しつこい。
確かに時計を見るともう6時50分。
あっという間に時間が経っていてびっくりした。
「あきらー早く行こうよぅー!!」
向こうから女の子達が催促する。
「ちょっと待てって。」
あきらと呼ばれた子はいったん振り返って返事をするとすぐに私に向き直り、しつこくもまだ誘ってくる。
「行かないってば!」
あまりにも引き下がらないのでつい声が大きくなってしまった。

