と、とにかく!
誰かに相談!!
急いでカバンにしまってあった携帯電話のアドレスを開く。
親、に言うのはマズイ。無理いって一人暮らしさせてもらってるから。きっとこんなこと言ったら連れ戻されちゃう…
それに、涼・・・今は連絡したくてもできない。
そして残るは頼れる友達。
ま、麻結!!!
宮田麻結の名前を見つけ、私は急いで通話ボタンを押した。
数コールで
元気な麻結のどうしたのー?という声が聞こえた。
大変なの!
そう伝えようとしたときだった。
麻結の後ろで、
誰から?
と男の人の声が聞こえた。
あっと思っても、電話をかけてしまった後。
麻結が広人さんと会っているのをすっかり忘れていた。
いまさら切ることも出来ずに、言葉につまる。
「あ、あのさ?私の手帳しらない?どっか忘れて来ちゃったみたいで!」
とっさに嘘をついた。
ストーカーなんてことを言おうものなら、麻結はきっとデートもすっぽかして駆け付けてくれると思う。
来てくれるのが
嬉しい反面、邪魔しちゃ悪いと思う気持ちのが勝った。

