「忙しいんだね。でもなんだかんだで広人さん、麻結が一番だから、会いたいって言ったら飛んできてくれると思うよ?」
「…そうかなぁ~」
麻結は
眉を歪ませて携帯の画面を睨んでいる。
そういえば、麻結と広人さんも学生と社会人。いつも一緒にはいれないんだよね…
私と涼にちょっと似てる。
「麻結は広人さんに会えないとやっぱり不安になる?」
今の私のように。
涼がいつも側に居てくれないと不安で不安でしょうがない?
「そりゃもちろん!
…だけど、広人に迷惑かけたくないし…素直に会いたいとは・・・言えないかも。」
へへ…っと力無く笑う麻結は幸せそうだけど、やっぱり寂しいんだと思った。
いつも側にいてくれなきゃ嫌だ。
私のいないところでいつも何してるの?
そんなに楽しそうに私の知らない人たちのこと話さないでよ。
全部わがままだってわかるけど、
私のが年上なんだから、涼をわかってあげなきゃだけど・・・
私の中には
いろんな黒い感情が渦巻いて
それに段々と侵されてゆく自分が
惨めで情けなくなった。

