あいの手紙





そんな私、
古泉 由良は



今年で大学2年生。




そう、
涼は年下彼氏なんです。


私のどこを気に入ってくれたのか、


涼とは大学オープンキャンパスで偶然出会って、

そのとき受付を手伝っていた私に涼が話しかけてくれたのが始まり。



「まーた、上の空だ。」



ぱっと意識を元に戻すと、そこには不機嫌そうな涼。



頬杖ついてじとーっと
不信感たっぷりのその大きな瞳で見てくる。





「え?優吾くんでしょ?ホントによかったよね。」




「それはもう終わって、今は夏休みの話。」




まずいっと思ったときには、はぁー…と大きくため息をついた涼が完璧にふて腐れていた。





また、やっちゃったかぁ…




最近の私の目下の悩み。

それが、
うわの空。



涼の話がつまらないわけじゃない。



ましてや、涼が嫌いになったとも思わない。





けど、

涼の話になんだか私は疎外感を感じていた。