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久しぶりに見た伯は

背も高くなり

骨格もしっかりして

少年さが抜けでていた。


麗と私は国際線飛行場の到着ゲートに現れた伯に手を振りながら迎えている


『ただいま。
麗、曖琉。』


「お帰り!!!」

『お帰りなさい…』



『なんか、久しぶりに会うと照れるな。
それに…二人とも感じ変わってるし。』

伯は相変わらず、私達二人に話しているようで麗しか見ていない。
本人は気付いていないみたいだけど、いつからだか私は伯と麗の間から特別な感情を感じて応援しつつ距離をとっていたんだ…。