「帰国って、一時?それとも完全?」

『とりあえず2週間位らしいの。高校卒業まではイタリアみたいで大学は日本にしたいみたい。
今回の帰国は、大学の状況視察らしい。』

「そうなんだぁ。一応日本に帰って来る気はあるんだねぇ」

麗はまだ何か言いたい事があるみたいで、落ち着いてない。

「で?本題はまだあるんでしょう?
ただの帰国話なら美術室まで来る必要無いもんね」

麗はバレてたかぁ、という感じで顔をあげた

『うん…。実は、私達婚約するの。その為に改めて家族揃って今後の事とか話し合い兼ねてホームパーティーをしようと思ってて。
で、アイルの家の皆も招待するんだけど…おばさんから聞いてる?』

「えっ!!!
婚約パーティー?
なんで?
今?
早くない?
それに、うちのお母さんは知っているの?何も聞いてないしぃ~」

解析処理不能…