絢香はその意味深な行動にとりあえず従った いくつかの階段とドアを通りある部屋にたどり着く その部屋はジャズの音楽が掛けられスピーカーから聞こえる音が部屋の広さをイメージさせる そして真ん中の辺りに立たされ手足のロープと紙袋が外された 絢香は恐る恐る目を開く 『暗い…』 その部屋は真っ暗だった しかし人の気配だけは2〜3人というレベルではなかった 軽く2〜30人の気配があったのだ ………