埠頭に着いた絢香は単車を止め第三倉庫へと歩いていた
その時だった
絢香の携帯が静かな埠頭に着信音を響かせる
ディスプレイには"風哉くん"と表示されていた
絢香は数秒躊躇って通話を押した
『はい…』
(絢香さん今どこ?)
風哉の取り乱した声に絢香は情報が回った事に気付いた
『解ってるだろ?』
(埠頭か…?)
『ああ!これは俺の問題だから。』
(違うんだ。これは…多分…)
言葉を詰まらせる風哉に絢香は言った
『全部知ってるよ。』
(え…?)
『風哉くんがあの来栖だって事も…こいつらが風哉くんの敵だって事も…』
………



