乱鬼龍が夜の街に爆音を響かせる中 総長の後ろを走る幹部が口を開いた 『総長!』 総長は振り返り眉間にシワを寄せた 『総長って呼ぶなって言ってるだろ。俺はあくまで代理だ!』 『すいません兵藤さん。つかさっきの奴スカウトしませんか?』 幹部が港の方向を指差して言った 『無理だよ。』 総長代理の兵藤が答えた 『どうしてですか?』 『まぁ理由はまた教えてやるよ。』 『…解りました!』 兵藤の意味深な言葉に幹部は唇を尖らせアクセルを回した ………