『お兄さん…もう良いよ』 風哉の手に捕まり体を起こしたおばさんが言った 『でも…』 風哉は力無い声で言った 『少し待つだけだから。お兄さんもケガしたらバカらしいよ!』 おばさんは言った 風哉は数秒黙り込み視線を床に落とした そして何かを考えるかのように目をつぶりうんうんと首を縦に振った 頭の中で答えが出たのだろうか… 風哉は視線を戻しおばさんに言った 『ごめんなさい。やっぱ僕は自分の考えは曲げれない』 そう言うと風哉はおばさんに背を向けた そして今一度、男達に近寄る ………