その仲間は何度も雫に頭を下げ持っていたハンカチで雫の革靴を磨いた 『で、抜けたいの?』 雫は泣いている女に言った 女は泣きながら声にならない声で答える 『もう…嫌…なんです…』 この頃の雫達はカツアゲに万引きを毎日のように繰り返していた そしてこの泣いている女は玲子と言って最近、雫達の仲間に入った隣の地区にある南中の生徒だ 下っ端である玲子は毎日のように万引きをさせられていたのだ ………