『いいじゃん。どっちでも…』 風哉がコップのストローを回しながら言った コップの氷がカランッと音をたてる 『え…?』 絢香は軽く驚いた返事を返した 『だってさ、どっちかを本当の自分て決めたら片方は嘘になっちゃうよ。』 風哉の言葉が絢香の胸に染み渡る 今までこれほど人の言葉が素直に聞けた事はなかった 『そうだよね…ハハハ。』 絢香は自然と笑みがこぼれた ………