『もう良いだろ。安い茶番劇は!さっさと始めるぞ』 男が雫に手を掛けた その時だった 『おらぁぁぁぁ!!』 ドギャッ! 絢香の飛び蹴りが男の顔面を弾き飛ばした 雫達は口を開けたまま呼吸をすることを忘れるほど衝撃を受けていた 普段、人を殴ったり蹴ったりしている雫達だが、その攻撃には少しの妥協があった それは大怪我をさせたらどうしよう 打ち所が悪くて死なせてしまったら… そんな感情が攻撃にブレーキを掛けるのだ ………