絢香は乱れた髪と服を直して雫の元に戻っていった



『さて…あと一人』



絢香が戻ると残っていた男が口を開く



『おい…あいつらに何した!?』



『何したって…ちょっと寝てもらっただけだよ』



『嘘付くな!女ごときにヤラれる奴らじゃねえ』



『じゃあ試してみろよ!』



そう言って絢香が殴り掛かった


すでに勝負は着いている



ケンカなんて言うのは気持ちの持ち方が大きく勝敗を左右する


動揺する男に勝ち目はなかった




………