引きこもりになって2ヶ月経った頃には30キロ近く体重が落ちていた。
やはり夜中にこっそり食べていたが3日に1食の生活が続いていた。
食欲があまり無く、それで充分だった。


稜子は友達のホームページを見る度に羨ましかった。
親の愚痴や、親との買い物の事が日記に書き込まれる度、子供としての幸せな姿がとても羨ましく感じた。

稜子の両親は小学校一年の時に離婚し、父親に引き取られた。
世間体を気にする祖母は引き取る事を喜んだが、稜子と稜子の姉の存在までは喜んではくれなかった。