イケメンhomeless

「女をあんまり

悩ますんじゃないわよ!

渚ちゃんから

今日メールあって

話聞いたけど

交際するってだけなら

いいけど同棲してるの言う

とか頭悪いんじゃない?

正直に言うのも大事かも

知れないけど同棲のこと

言って渚ちゃんが親元に

連れ帰されてもいいの?」


(こ・・・こわい)


『それは俺も考えたんだよ!

でも隠れてコソコソ

してるようで渚にも親にも

悪いって思ったんだ!』



「ちゃんと

考えてるならいいわよ!

でもね考えてみてよ

男の家に女の子が住むのと 

女の家に男が

転がり込むのって

世間から見れば

あまり良いように

思われないんじゃない?

私は別に

そんなこと気になんて

してないけど渚ちゃんの親は

薫ちゃんを見る目が

変わるんじゃない?
 
それに渚ちゃんの

バスタオル姿見たくらいで

いじけてんじゃないわよ!」



『別にいじけてね~よ!』



すると

桜子さんは急に笑い出した



「さっきから思ってたんだけど

まだ清い付き合いなのね

大事にしすぎて他の男に 

取られないようにね!

それじゃ~私これから

デートだから帰るわね 

2人で仲良く食べるのよ!」


(えっ!)


そう言うと桜子さんは荷物を

持って玄関を出て行った


「桜子さん待って~~」


アタシは桜子さんの後を追いかけた