『俺が出て行ったら...

寂しいか?』

「うん それが1番寂しいよ」

そう答えると薫ちゃんは

少し黙り込んで言い始めた


『確認するけど渚の気持ちは

俺と同じだよな?』


「好きってこと?」


『ああ』


「アタシは薫ちゃん好きだし

ずっと一緒に居たいよ

薫ちゃんは?」



『渚と同じだよ 

だから真剣に考えて

まだ出会って1ヶ月だけど

渚の親に1度会えないかな?』


「親?!」


『ああ 俺の年知ってるよね』


「うん 25歳だよね」


『かなり年くってるからさ

やっぱり

親にだけはきちんと話して

おいたほうがいいと』


「年なんて

気にしなくていいのに

でも親には

知ってて欲しいかな」


『それじゃ近いうち

渚の親に会いに行こう』


「うん」