その日は

春に開くログハウスに集まり

雛子とアタシを

お祝いしてくれた


そして夜になり

みんなが帰ってから

薫ちゃんが

父さんと母さんに言った


『僕は毎年、

成人式が来るのが嫌でした

この日が来るたび

僕には辛い思い出が蘇りました

でも今日のこの日は

僕にとって

最高の日になりました

それは渚さんと

迎えられたからです

僕と渚さんの結婚

認めてもらえますか?』


父さんは涙を流しながら

薫ちゃんに答えた


「それだけ渚のことを

思っててくれてありがとう

渚のこと宜しくな」



出逢いにも色々な物語があり

薫ちゃんとアタシの出逢いは


ホームレスと高校生として

出逢った

お互いの気持ちを知るのに

時間もかかったけど

今 アタシは

とても幸せです


そしてこの日初めて

薫ちゃんとアタシは

心も体も1つになった



END