それは後2ヶ月で

ログハウスが完成する

8月の暑い日

いつものように

アタシは桜子さんのお店で

働いてた時に

お店の電話がなった

桜子さんの驚いた声がしたので

アタシが桜子さんを見ると

桜子さんの顔は

真っ青になってた


電話を切って

桜子さんは自分を

落ち着かせながら

アタシに言った


「渚ちゃん落ち着いて聞いて

今から青葉病院へ行って

薫ちゃんが交通事故で

病院に運ばれたって

会社の人から電話があったの」


アタシは何も言えず

ただ その場に座り込んだ

桜子さんはタクシーを呼ぶと


「私も後から行くから

先に行ってて!」


そう言われて

アタシはタクシーに乗り込んだ


(薫ちゃんが交通事故?!)


アタシは我に返り

タクシーの運転手に

「急いで下さい!」

そう言った