桜子さんは仕事中のようで

留守番電話に切り替わった

アタシは　そのまま

電話を切ろうとしたけど

「渚です

ちょっと話があるので

休憩時間にでも連絡下さい」


そう言って電話を切った


「桜子さん仕事中みたい

留守電には残しておいたけど」


「今日は平日だもんね」


「雛子・・・出来てたら

どうするの？」


「アタシは産みたいけど

まだ学生だし・・・」


「そうだよね」

　
雛子と話してると

携帯が鳴った

【桜子さん】と表示してあった


「桜子さんからだけど

雛子が出る？」


アタシがそう聞くと

雛子は首を横に振った


「もしもし　桜子さん？」


アタシが電話で

雛子の事を話すと

「今から行くから」

そう言って電話を切った