イケメンhomeless

学校へ向かう途中で

薫ちゃんから返信が来た

------渚へ------

おはよう!

行ってらっしゃい

渚も勉強頑張ってな

------END------


薫ちゃんからのメールに

何だか安心した




学校へ着いて教室へ入る

自分の席に座ってると

「おはよ~」と

雛子が声を掛けてきた


「おはよ!」

アタシが微笑んで挨拶すると

雛子はビックリした顔をして


「何か今日の渚って明るいけど

 何かいいことあった?

 薫ちゃんってまだだよね?」


「うん あと2日だね

 でも雛子のお陰で眠れたよ」


「え? アタシのお陰?」


「前に借りた推理小説見てたら

 いつの間にか寝てた~」


「それって・・・

アタシが数学の教科書

見てる時と同じなんだけど~」


朝から2人で大笑いした

アタシの笑顔を見て

雛子も安心してるようだった