次の日 アタシは昼前に起きた

昨日遅くまで話をしてたのに

薫ちゃんはもう起きていた

「おはよう いつも早起きだね」


『歳のせいかな

以前は渚みたいに休みの日は

昼前まで寝てたんだけどね』


「歳のせいって・・・

まだ20代だし若いじゃん」


薫ちゃんは苦笑いをしながら


『俺 今日は研修旅行の

買い物とかあるし

外で食事でもしないか?』


「わぁ~ぃ

早く着替えするから待っててね」


アタシはベッドから起き上がると

顔を洗ってバタバタと用意を始めた

着替えてメイクをして髪型を整えた

いつもは下ろしてる髪を

後ろでアップに上げてみた

そして誕生日に雛子からもらった

ピアスを耳にはめてみた


「おかしくないかな?

あまりアップにしたことなくて」

そう言って薫ちゃんに見せると


『いやおかしくないよ

渚は髪を下ろしてるのも

上げてるのも良く似合うよ

それじゃ 

そろそろ出掛けようか』
 

「うん」