アタシは緊張してたけど

結局・・・

薫ちゃんが言ったように

KISSの先へは進まず

腕枕だけしてそのまま

アタシは眠りについた



次の日の日曜日

アタシが目を覚ますと

薫ちゃんはキッチンに立ってた

お布団から出て

薫ちゃんに「おはよう」って

言うと照れ笑いしながら

『おはよ』と返事を返した


薫ちゃんが

作ってくれた朝食を食べる


「今度から朝ご飯は

アタシが作ろうか?」

と言うと


『いや・・・渚は朝弱いみたい

だから朝は俺が作るよ

その代り夜ご飯は渚に

お願いするよ』


「うん分かった

夜ご飯作って待ってる」


『それとバイトで遅くなる時は

俺が晩飯作るよ

いつも仕事は遅くても

5時半には終わるから俺が

コンビニまで迎えに行く』


「嬉しいけど疲れない?」