ふたりの愛が 裁かれる日


緊張の中 ピンと伸びた背中


仰いだ 曇天


泣いているのか お前も


待合室

白い空間に ひとり

無心の宙を 漂う


柔和な 女性の声

招かれた 白い部屋

温和な 男性の人柄

法に守られた その時
頑なな 私の

心のバリアが 剥がされていく


委ねよう この人達に
愛しい 人生を

巡り来る 未来を


窓を濡らす 雨の糸

あなたも 見ているのだろうか?


この雨に

何を 想いながら…