ここは 人生の束の間の 休息所

小さな 君たちが居て

やさしい あなたが居て
今 わたしは 大きなひだまりの中


このひだまりの中 ずっと微笑んでいたい

いつしか 陽は陰り

満たされた この風景は
少しずつ ゆっくりと

その姿を変えて行った

スローモーションビデオのように


あの日のわたし

若かった

新鮮だった


小高い坂道を登ると

眼下に広がる 小さな家並み

わたしが、遠くに見ていたもの それは

心に こっそり描いた

近くて遠い 幸せの未来予想図…

だったのかも知れない