明日 会えるのに

あなたは わたしを試そうとする

あれ程 約束したのに

今夜も確認の電話をくれる人

不思議だな

それが 少しも嫌じゃない



「忘れているかと思って…」

生真面目な声色が 受話器から伝わる

デートの前日は 必ずベルが鳴る

馬鹿ね 大切な人を忘れる理由ないのに



わたしには 見える

ひとつずつ 手で抑えながら生きてきた

人知れぬ あなたの人生模様



いつからか 待ち遠しくて

あなたからの確認の電話

早く鳴るといいのに