診察室のドアを開けると
そこは もう別世界

冷たくもやさしい

白の世界だけが わたしを包む


わたしの脳裏に記憶される

短い医師の言葉

触れ合う器具の音

カーテン越しの淡い光


今、わたしは何処に在るのだろう

魂と身体が 分離されたような

この不思議な感覚…

誰も知る由もない

検診

わたしにとって 特別な日