「清ちゃんが、草太を…あたし、全然知らなかった。」 「あたし、知ってたよ」 「えっ?何を」 「草太君が、沙織ちゃんを好きだった事」 「えっ!?」 カラン…… 余りの驚きで、持ってた筆を落とした… 「ウソ!?」 「ホントだよ。好きな人の事だもん。 見てれば、分かるよ。」 「清ちゃん…」