四つ葉のクローバーが2つ…… よし。決めた! 四つ葉のクローバーの1つを葉っぱがちぎれないように、そうと、ジャージのポケットの中に入れて もう1つを優しく手のひらに置きながら あたしは…… あ、いた。 遠くの方で、みんなと遊び疲れたのか 大きな石の上に座りながら、一人で、休んでいる先生を見つけた。 今がチャンス! あたしは、先生に近寄り 「先生。」と声をかけた。