「実は……俺……」 先生が、真っ直ぐ あたしの目を見つめたから、あたしの心臓は跳ね上がった! 後ろ手に持ったクッキーが入っている箱をギュッと握った…… 「俺…藤井の事…」 ドキン……ドキン……ドキン……ドキン…… 「藤井の事………好きだよ……」 えっ………。 「先生…今…なんて……」 「藤井が好き」 「先生………」 「藤井が……好きだよ…ずっと…前から……好き…だよ…」 「せん…せ…い…」