「沙織!ごめん、お待たせ……先生…」 「斎藤…」 ただ、藤井と2人でいただけなのに 見られてはいけなかったような 後ろめたさを感じた俺は 「じゃぁ、2人共、気をつけて帰るんだぞ。」 そう言うと、別に何も悪い事をしていないが まるで、逃げるように美術室を出て行ってしまった。 斎藤…変に思ってなきゃいいが… って…俺…なにやってんだ…。