お姉さんの部屋を後にして 先生の車に乗り込んだ。 2人きりの空間… また、少し、胸がドキドキする。 「先生、ありがとう。本当に…」 「いいよ。元気になれて、良かったよ」 「うん……」 車が、静かに動き始めた…… そして、あたしの心も、また…… 動き始めていた…