「ううん、先生、そうじゃないの、あたし、先生の事 凄く、頼りにしてるの。 先生に、助けてもらわなかったら あたし… あのまま、どうなっていたか、分からないから… 先生には、いっぱい、いっぱい、感謝しているんだよ」 「なら、話してくれないか?」 正直、家の事を話す事は恥ずかしかった。 だけど 先生なら ううん 先生だから あたしの事 全然、知っていてもらいたいって 思ったんだ。