ドキンドキンドキンドキン… ヤバイ…この手…どうしよう……… 「あ、目が覚めたか…藤井…」 「先生、あの、ありがとうございます…その…」 「え?あ、いいんだよ、何も気にするな……」 「いえ、あ、はい、あの、その…手…」 「え?手?」 「はい、手…」 軽く、繋がれた手を動かしてみた…… 「あっ!ワルイ!つい!心配の余り!なんだ!気にするな!ごめんな!」 先生、顔、赤いよ…… そんなに、慌てて離さなくても いいのにな… もう少し、黙っておいた方がよかったかな…… 残念…